キャノン G6030 ビジネスインクジェットプリンターを買ってみた

2021/09/20

新しいプリンターを買おうと思ったきっかけ

3年ほど前に、エプソン EP-880Aを買ってずっと使っていたが、何しろインク代が高い。
使うインクは、エプソンのクマノミシリーズ。

クマノミの増量タイプのインクを買おうとすると、店舗型の家電量販店では8000円くらい。
インターネット通販でも、7000円以上はする。

インク代が高ければ、それだけ印刷したときの1枚あたりの価格も高くなってしまう。
価格コムで確認をしたところ、EP-880Aの印刷コストはL版・カラーで29.2円とのこと。

3年使っているし、こんなに印刷コストが高いなら、もう新しいプリンターにするか？ということで、キャノン G6030を買うことにした。

キャノン G6030のレビュー（エプソン EP-880Aとの比較もあり）

項目	キャノン G6030	エプソン EP-880A	比較
インクの種類	染料（黒以外）＋顔料（黒のみ）	染料のみ	顔料インクはラインマーカーをした時に滲まないというのをインターネットで見たことがあったが、キャノン G6030については滲みにくいのかもしれないが、滲まないといったことはなかった。実は他にもメリットがあって、顔料インクによって文字を印刷したときに、文字がつぶれてしまうということが減った。文字を印刷するなら、顔料のほうがいいと思う。
写真の印刷のきれいさ	4色インク	6色インク	キャノン G6030については白っぽく印刷される。個人的な判断だと、エプソン EP-880Aの方がきれいに感じた。
用紙トレイ	前面トレイ（A4）：250枚	前面トレイA（A4）：100枚前面トレイB（はがき）：20枚	それぞれの特徴に合わせたトレイが用意されているといったところ。キャノン G6030はA4の文書がメインなので、A4がたくさん入る容量がある。エプソン EP-880Aは写真印刷がきれいなので、A4以外にもう1つ写真やはがきなどが入るトレイが用意されている。どちらを使うことが多いかで、選択肢は人によって変わりそう。
自動電源	オンもオフもできる	オフのみできる	私の環境だと、ネットワーク越しに印刷した時に、キャノン G6030のみ自動で電源を入れることができた。そのため、エプソン EP-880Aに関しては、印刷した時にはプリンターまで毎回行き、電源をオンにする必要があった。歩くのが面倒くさい人には向かないと思う。
スキャナーの取り込み	左奥が取り込み開始地点	右手前が取り込み開始地点	この差は大きいと思う。どちらが使いやすいかは人によるかもしれないが、A3などをスキャンしたときにはみ出る部分を考えると、個人的にはキャノン G6030のような左奥が取り込み開始地点の方がやりやすかった。
印刷速度（L版）	約20秒	約13秒	公式発表によると、エプソン EP-880Aのほうが早いようだ。ただ、L版に求めるものは写真を印刷できるか？であって、速度はそこまで関係ないのではないかと思う。公式発表のものなので、印刷モードがどちらもきれいモードになっているかは不明。
印刷コスト（A4・カラー）	約1円	約13.2円	私がプリンターを新しくした大きな理由の1つがここである。印刷代がエプソン EP-880Aはとにかく高い。主にA4の文章を印刷することが多いので、1/13の価格で印刷できるというのは差が大きい。
液晶モニタ	ついているがバックライトがなし	ついている	キャノン G6030にはバックライトがないため、暗い部屋で使う場合に液晶に表示されている文字が見えない。そのため、液晶モニタについては、エプソン EP-880Aのほうが断然いいと思った。

買って正解だったかどうか

次に当てはまる人なら買って正解だと思う。

文章を印刷する
- 顔料インクにより、文字がつぶれにくいため、印刷したものがはっきりと読める
A4を大量に印刷する
- 私の場合は、A4サイズの印刷を毎月100枚以上はすることが多いので、印刷コストを考えると安いほうがいい

私は以上の2つの条件が両方とも当てはまったので、文章を印刷するコストパフォーマンス重視のプリンターを買って正解だった。
プリンターを買ってから4ヶ月以上（1000枚以上の印刷をしているはず）は経っていると思うが、現時点のインクの残りは3/4以上ある。
こんなに印刷をしても、まだ3/4以上も残っているというのはすごい。